「い、痛い……。もう外して」
「縄で縛ってほしいのか?」
「違うっ。手錠が手首に食い込むのよ……」
「身動きしなきゃいいんだよ」
「無理! あん、それ止めてっ」
香奈の抗議も空しく、吉本は背後から回した両手でDカップの乳房を揉みしだいている。耳朶を甘噛みしつつ、ワンピースの胸元のボタンを一つ一つ外していく。ハーフカップのブラジャーが姿を覗かせると、吉本はすかさずカップを引き下げた。床に横座りになった脚を香奈は思わず閉じた。
「思ったとおり乳首がビキビキに勃起してやがる」
「触んないでってばっ」
乳首を転がしてくる吉本の指を振り払おうとしても、香奈の手は届かなかった。前手錠を腰縄に繋がれているからだ。
「なにをそんなに拗ねてるんだよ?」
乳首を優しい手つきで揉み立てながら、吉本は尋ねた。
「あん、だってっ……。こんな格好で表を歩かされて、死ぬほど恥ずかしかったんだからっ。ひぃっ!」
乳首をキュッと摘ままれ、香奈は喘ぎながら身悶えた。
「せいぜい10分ぐらいじゃないか」
「新宿の街中だもん……」
そのとおりだった。週末の昼間に落ち合い、新宿三丁目の割烹の個室で食事をした後に、吉本はいきなり香奈の両手に手錠をはめた。手錠の鎖に麻縄を結び、腰に縄を巻いた。そのまま会計を済ませた吉本は、手錠・腰縄姿の香奈を犯罪容疑者のように引っ立てつつ、歌舞伎町のラブホテル街に徒歩で連れて来た。部屋に入った後も一息入れる間もなく、吉本のいたぶりが始まったのだ。
「意外に他人は気にしてないもんだぜ」
「そんなことない……。あたしのこと変な目で見てた人がいた」
「この女、どんな犯罪をやらかしたんだろうって?」
「何も悪いことしてないでしょ、あたし」
20代半ばの女が手錠をはめられて連行される姿は、間違いなく人目を引いたはずだ。清楚なワンピースにセミロング、大人しやかで整った顔立ち。どう見ても犯罪には無縁の外見だ。まして、腰縄を取っているのは、体格のよいサングラスを掛けた30男。他人の好奇心を喚起するのに十分だ。
「ついこの間まで会社の上司と不倫してやがったくせに。世が世なら『姦通罪』って法を犯したとして刑事事件になるぜ」
自らも妻帯者のくせに、吉本はそんな言葉で香奈をいたぶる。
「まあいい。犯罪容疑者でも、取り調べの時は手錠を外してやるのが普通だからな」
「お願い……」
屈辱を堪えながら、香奈は吉本に懇願した。
「手錠の鍵をどこにやったか忘れちまったな」
スカートの中に忍ばせた手で香奈の股間を脅かしながら、吉本は香奈の耳元に囁いた。
「そんなっ」
「この暑さのせいで、頭が惚けちまったんだよ」
ショーツ越しに香奈の秘裂を中指で上下になぞりつつ、吉本は再び乳首を摘まみ転がした。
「あん、止めてっ」
「どこにあるんだっけ?」
「知ってるくせに……」
「分からないなあ。どこにあるのか教えてくれよ、香奈が知ってるんだったら」
肉芽をショーツの上から指先で突きながら、吉本は香奈を促した。
「香奈の……アソコの中……」
「アソコってどこのことだ?」
「オ×ンコですっ!」
「ちゃんと聞こえるぜ、そんな大声で卑猥な言葉を叫ばなくても」
香奈が卑語に口ごもったときは何度も大きな声で言い直させるくせに、吉本は皮肉っぽく片頬を歪めた。
「ほら、きちんと脚を広げるんだ。M字開脚だぞ」
涙の滲んだ瞳を恨みがましく向けながら、香奈は吉本の言うとおり脚を開いた。吉本はクロッチ部分に染みの広がったショーツをずらして香奈の肉壺に指を挿入した。
「あ、あんっ……」
「グチョグチョじゃねえか。どこで鍵がオマ×コに潜り込んだんだ?」
「あの割烹のお店……」
吉本が香奈に手錠と腰縄の拘束を施した後、嫌がる彼女を脅しつけてコンドームに包んだ鍵を肉壺に挿入したのだった。
「そうだっけ? 鍵をキュッと締め付けて濡らしちまってたんじゃないか?」
嗤いながら吉本は指を数回、前後に抽送した。香奈は顔を仰け反らして喘ぐ。
「だってっ!」
「犯罪容疑者みたいな格好で外歩かされて、感じてたんじゃないか。このスケベが。」
吉本が中から掻き出したのは、コンドームだった。牝臭を放つそれを香奈の鼻先に突きつけて悲鳴を上げさせた後、ゴム製品の中から手錠の鍵を取り出した。
「ほら、香奈のお待ちかねのものだ」
手錠を外し、腰縄をほどいてやると、香奈は両手首を交互に擦りながら、安心したような表情を見せた。その両手首を吉本は背中に捩じ上げた。
「ああん……」
今取り去られた腰縄が手首に巻き付いてくる。縄は香奈の胸の上を締め上げ、さらなる喘ぎ声を搾り取る。
「女囚拷問と緊縛はワンセットに決まってるからな」
バッグから新たに取り出した縄を足し、香奈を厳しく縛り上げながら、吉本は乳首や股間への刺激を断続的に加えた。香奈はこれから我が身を襲う拷問への期待に全身を震わせた。
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