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    スカーフ

     白いブラウスのボタンを一つ一つ外していく。ブラウスを前を思いっ切りはだけさせると、レースをあしらったオフホワイトのブラジャーのフロントホックを取り外す。紺地に白く細いストライプが斜めに入ったスカーフには、ナショナルフラッグの社名を示すアルファベット3文字が金字でさり気なくあしらわれている。こいつはまだ首に巻いたままにしておこう。由梨絵をこうして引き剥いていくのは初めてではないにもかかわらず、沢木は至福の時を味わっていた。
    「会社の制服でこんなことされるの、恥ずかしい」
    「そうしてくれって言ったのは君だろ」
     確かにそうだった。前回のプレイ後に食事をしていた際、由梨絵は勤務先の制服のまま縛られてみたいという願望を漏らしていた。由梨絵の希望を叶えるべく、沢木は発券カウンターでの早番勤務を終えたばかりの彼女につい数十分前まで着ていた制服を持参させた。それを改めて着用させた直後に麻縄で縛り上げたのだ。空港ビルに近接したシティホテルの部屋で。
     高手小手に緊縛された由梨絵を室内に備え付けられた椅子に座らせ、両膝を肘掛けに固定した。紺のスカートの丈は膝上程度の長さだったため、白いショーツがちらりと顔を出す。今日は腰の部分で紐を結ぶタイプをはいている。
    「わあ、何か職場でいけないことしてるみたい」
     由梨絵は楽しげに声を弾ませ、笑顔を見せている。職場の至近距離で職場の制服で縛られているシチュエーションが、彼女を普段以上にハイにさせているようだ。筆で首筋や耳をくすぐられ、露出した乳首を吸いしゃぶられても、嬌声を上げながら笑い続けている。照れ隠しの反応かも知れない。
    「勤務先のそばでこんないけない遊びをしながら、笑い転げてるとは不謹慎だな」
     沢木は腰紐をほどきショーツを脱がせ、スカーフを外した。クロッチの部分はまだ濡れていない。由梨絵の口を開けさせると、丸めたショーツを押し入れ、スカーフを歯列の間に食い込ませる。由梨絵は目を白黒させながら、眉根を寄せてうなり声を上げた。
    「会社名がプリントされたスカーフで猿轡される気分はどうだ」
     沢木はベッドの縁に腰掛け、煙草に火を付けて由梨絵の様子を観察し始めた。彼女が少女時代からエアラインの仕事に憧れていたという。第一希望は客室乗務員だったが身長が規定に足らずに断念し、空港の地上職に就いた。それでも、由梨絵が現在の職業に人並み以上の誇りを持って働いていることを沢木は知っていた。
     しばらく経つと、由梨絵は首を左右に弱々しく振りながら、緊縛された不自由な身体をよじり始めた。呼吸が荒くなっているのは、口を塞がれていることだけが理由ではなさそうだ。目は半ば閉じられ、顔は明らかに赤みを増している。沢木はスカートをまくって彼女の最も恥ずかしいところに目をやった。すると、谷間からは半透明の粘液が溢れ、腰の下に敷く格好となったスカートの裏地にまでシミを作っている。7-8センチの水たまりとなったそれは、沢木が見つめている間にも、徐々に面積を広げている。
    「スカートまで汚しちまうくらい興奮してるのか」
    「うぅ…。んーっ」
     沢木の揶揄を含んだ問いに、由梨絵は首の振りを大きくしながら応えた。乳首を指で転がされると、上半身をピクリと跳ねさせる。
    「制服のクリーニングは会社で出すんだろ?シミなんかあったら、何て言い訳するんだ」
     嗤いながら、沢木は顔を由梨絵の草むらに埋め、肉芽にチロチロと舌を這わせる。それだけで由梨絵の性感は沸騰点近くに達し、気が遠くなっていった。

    「ん…うふぅーん」
     由梨絵のくぐもった声が部屋中に響く。言葉にならない呻きがスカーフで封じられた口から漏れる。
     沢木は由梨絵の恥ずかしい部分に顔を押し付けたまま、頭をゆっくりと上下させている。割れ目に沿って舌を這わせている。しばらく縦へ往復させる動きを続けて由梨絵を悶えさせた後、沢木は彼女の肉芽に吸い付いた。
    「ひぃっ!うぐぅぅ」
     由梨絵は思わず悲鳴を上げた。沢木の舌が突起の周りにチロチロと舞う。唇が肉芽を包むと、思い切り吸い上げる。沢木の両手が上に伸び、由梨絵の乳首を指で摘んでクリクリと揉みたて始めた。
    「ぐぐっ。むむーん」
     会社の制服姿で椅子に縛り付けられ、社名の入ったスカーフで猿轡をされながら、舌や口唇で恥部を好き放題に嬲られる背徳感に、 由梨絵の体奥は燃えさかっていた。沢木の舌が送り込んでくる強烈な快感を受け止めきれず、身体を悶えさせ声を出そうとしても、縄と猿轡がそれを許さない。その分、膨れ上がっていく快楽は心身の内部にこもり、体内で暴れ狂う。全身を燃やし尽くす大火は由梨絵に一回目の爆発をもたらそうとしていた。
    「らへえ、ひっひゃぅぅ!」
    「あ、嫌なんだ、こういうの」
     沢木は由梨絵の股間に埋めた顔をパッと離した。
    「ひはあ、はんへ!」
    「会社の近くでこんな破廉恥な真似されたら、仕事中もヘンな妄想するようになっちゃうだろ」
     沢木は由梨絵の言いたいことが分かっていながら、そんな意地悪を言う。口唇での刺激は中断しつつも、指は乳首をひねり回す動きを止めない。由梨絵の体内の熾火を消さないために決まっている。
    「ひひあふぅ…」
    「何だって?何を言ってるのか分からないなあ」
     沢木は乳首を愛撫しながら、煙草に火を付け、美味そうに煙を吐き出す。そんな彼に、由梨絵は眉根を寄せて涙をたたえながら、恨みと哀願が込められた視線を必死で送り続けている。噛みしめた猿轡は唾液で湿り、紺色がほとんど黒に変わっているように見えた。
    「あ、もしかして続けてほしかったのかな、クンニを」
     沢木はわざとらしく言うと、再び由梨絵の肉芽を吸った。大きな吸引音を立てながら。
    「ひぃ…。いいいぃっ!」
     由梨絵は猿轡を噛まされた顔を左右に振り立てながら、全身を水揚げされた海老のように跳ねさせた。椅子に縛り付けられた身体が硬直し、塞がれた口からは苦しげな息が断続的に吐き出されている。一気に頂上に達してしまっただけに、猿轡を外して水を飲ませてほしかった。しかし、今度は沢木の指が中に忍び込んでくる。
    「ははんっ。ひは、はへてえ…!」
    「ん?もっとしてほしいのか。今度は由梨絵の望み通りにするぜ」
     沢木は由梨絵の乳首を舐め、前歯で軽く噛みながら、中指を突き立てた。沢木の中指は前後に激しく抜き差しされ、彼女の感覚を泡立て、かき乱してくる。またしても由梨絵の意志とは正反対の行動を取る沢木を、由梨絵は恨んだ。苦しい呼吸の中で、由梨絵は先ほどよりも深く強烈な絶頂に駆け上ろうとしているのというのに。

     休日の朝寝のような心地よさが全身を覆っている。いや、自らを包む浮遊感はそれを上回る快楽だ。そう思ったとき、由梨絵は首をがくんと垂れた際の軽い衝撃で目が覚めてきた。
    「気が付いたな。椅子に縛られて何回逝ったか覚えてるか」
     耳元で沢木が囁いている。気が付くと先ほどまで身にまとっていた会社の制服を全てはぎ取られていた。いつの間に全裸に剥かれていたのか、恥ずかしさで顔に血が上ってくる。覚えているだけでも3回はアクメに達していたからだ。
     由梨絵はベッドの端に腰掛けさせられていた。そのすぐ後ろに座った沢木は、裸にした由梨絵を改めて縛り上げているところだ。胸の上下に麻縄を食い込ませ、由梨絵の乳房を張り詰めさせている。口に噛まされていたスカーフは、ネックレスのように首の根っこに絡まっていた。それを目にした途端、由梨絵は乳首が再び硬く充血していくのを感じた。
    「水を飲ませて…」
     沢木に高手小手縛りを決められた後、由梨絵は哀願した。猿轡に唾液を吸い取られてしまったせいか、普段のプレイより喉が渇いて仕方なかった。沢木は冷蔵庫から取ってきたミネラルウオーターの口に含み、由梨絵の唇に覆い被さった。
    「ん…」
     口移しで水を飲まされるのは恥ずかしくもあり、ありがたくもあった。沢木は自らの口で由梨絵の唇に水を流し込む動作を繰り返した。同時に、由梨絵の乳首を摘み、下半身の唇をまさぐってくる。
    「何だろ?またヌルヌルしてきたぜ。脱がすときに拭いてやったのにな」
     沢木は由梨絵の分かりやすい反応を揶揄した。由梨絵の歯列の間に舌を差し込むと、驚くような吸引力で吸い込まれる。二人はそのままベッドに倒れ込み、ディープキスを続けた。
    「よし、由梨絵が一番欲しいものをくれてやる。ここがお待ちかねみたいだからな」
     秘唇にあてがった指で水音をクチュクチュ鳴らし、由梨絵の羞恥心を煽ると、沢木は自らの灼熱に包みを被せた。由梨絵の腰の下に枕を敷いて恥ずかしい部分をせり出させ、中に侵入してきた。
    「ああん、熱い…。いつもより大きいっ」
    「今日はよく締まってるからじゃないのか、そう思うのは」
     沢木は由梨絵の浅い部分を辛抱強く擦り上げてじれったさに呻き泣きさせた後、一気に奥に突き入れた。かと思うと、繋がったまま腰を「の」の字に回し、単純な挿入とは違った感覚で由梨絵を翻弄する。沢木が繰り出す緩急のツボを心得た動きに、由梨絵はひとたまりもない。先ほどは口を塞がれていた反動か、由梨絵が上げる声は憚りもなく音階を上げていく。
    「ああ、ダメっ!」
     由梨絵はひと際高い声を発すると、沢木のものを強く食い締めた。汗がびっしりと浮いた全身をブリッジをするように反らせ、ブルブルと震わせる。やがて身体から力が抜け、息を弾ませる。瞳はあらぬ方向を見つめたままだ。
    「おねんねするには、まだ早いぜ」
     沢木は由梨絵の身体の側面を下にすると、片脚を持ち上げ、再度押し入ってきた。「松葉くずし」という体位だった。
    「どうだ、これはセックスしながら指が使えるんだぜ」
     沢木は逸物を由梨絵の体奥へ小刻みに突き入れつつ、親指で肉芽を擦り立てた。
    「いやぁ、違うの、違うのっ」
     沢木の灼熱が、これまでとは異なる部分に今までに経験したことのない摩擦を与えていると言いたいのだろう。由梨絵は涙の粒をまき散らしながら叫んだ。首に絡まったスカーフが縦に大きく揺れている。由梨絵の秘部は先ほどよりもきつく沢木のものを締め上げ始めた。
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