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    代替(「拒絶」②)

     後手縛りの肩が小さく上下している。梨絵は顔を俯けたまま、荒い呼吸を止められずにいた。上半身を天井から繋ぐ吊り縄がなければ、立っているのも困難な状態だった。
    「股縄と電マで何回逝った? 」
     川奈は梨絵の髪を掴んで顔を晒し上げながら問うた。
    「知らない……」
     悔しさと恥ずかしさから、梨絵は口ごもった。電マを当てられたら何度も逝ってしまうことは分かっていた。それを見越していた川奈に瘤付きの股縄を肉芽に宛てがわれた上で、電マの振動で嬲られたのだ。電マに対して示した抵抗は、狂態を晒すことを恐れたためだと感知されていたのも、羞恥心と屈辱を増幅させる。
    「嘘つけ、ホントは分かってるんだろう? おれが確認しただけでも、5回は逝ってるぜ。前の彼氏に電マ使われたときに比べてどうだった、あん?」
    「……気持ち良かったです、ずっと……」
     一瞬言いよどんだ後に答えを絞り出しながら、梨絵は川奈から目を逸らした。逝った回数を覚えていないのは本当だった。電マで責められている途中から、ところどころ記憶が途切れていたからだ。
    「そうかそうか。梨絵が本当に感じてたかどうか、今から検分してみよう」
     川奈は梨絵の足元にしゃがみ込み、わざと脱がさないでおいたショーツに手を掛けた。
    「イヤっ、恥ずかしいってばっ。こんな明るいところじゃ……」
    「遅かれ早かれ脱がされるんだぜ。オマ×コ触られてるわけでもないのに、腰動かしている方が、よっぽど恥ずかしいぞ」
     嗤いながら梨絵の動きを牽制しつつ、川奈はわざとゆっくりショーツを下ろしていった。
    「おっ、毛を覗かせてきたぜ。しっかりトリミングしているようだな」
     逆三角形となった繊毛に指を絡めたり、肉芽を弾いたりして梨絵に悲鳴を上げさせつつ、川奈は腿の半ば辺りで裏返しになったショーツの船底を覗き込んだ。
    「あーあ、ズクズクに濡らしちゃってるぜ。ションベン漏らしたみたいに」
    「言わないでっ」
     思わず膝を擦り合わせた梨絵の内股を平手で叩き、脚を広げさせながら川奈はショーツに鼻を近付けた。
    「エッチな臭いまでさせてるぜ。ネバネバしたのがショーツのクロッチ全体に広がってるぞ」
     ショーツを一気に足首まで引き下げると、川奈はその部分を広げて梨絵の鼻先に突きつけた。梨絵は思わず顔を背けたが、船底の部分だけが本来のライトブルーではなく、濃い青に変わっているのが、その直前に目に焼き付いていた。
    「ほら、こいつを丸めて、おまえの口に詰め込んでやろうか? 猿轡されてみたかったんだろ?」
     顔を左右に振って抵抗を示す梨絵にしつこくショーツの濡れた部分を見せつけながら、川奈は梨絵をからかった。
    「そんなもの見せないで……。口に入れるなんて、許して……」
    「そんなに言うなら、きょうは勘弁してやろう。その代わり、こうしてやる」
     川奈は梨絵の両膝の上に新たな縄を巻き付けた。股縄にするために腰に掛かっていた縄を解き、改めて縄を掛け回した。片方の膝に掛けた縄を天井の梁に通して引っ張ってから固定すると、梨絵の身体は斜めに傾ぐ。川奈はもう片方の膝に巻き付いた縄も同様に梁に通して引っ張り上げる。これで梨絵の身体は天井から水平に吊られた状態となった。
    「な、なにこれ?」
    「吊り責めに掛けるんだよ、これから」
     川奈が腰縄も梁に通して縄留めすると、梨絵の身体は背中、両脚、腰の3点から延びた縄で吊られることになった。川奈が梨絵の身体を揺らす。
    (気持ちいい……)
     ブランコのように後手縛りの身体が浮遊する感覚に、梨絵は心地よい陶酔を感じ始めていた。
    「このままだと、下がった頭に血が溜まってちまうからな」
     川奈は梨絵の頭を掴むと、半開きとなった口に二重にした麻縄を噛ませた。頭の後ろできつく結んだ縄を引っ張り、腰縄に繋いだ。縄の猿轡のせいで、梨絵は顔を下げられなくなった。
    「ところで、縄の味はどうだ?」
     梨絵が歯列に食い込んだ縄の感触を舌で確かめてみると、結び瘤が作られているのが分かる。その途端、妙な香りと味が口の中に広がっていくような気がした。
    「今噛まされているのは、さっきまで梨絵のオ×ンコに食い込んでいた股縄だよ。マン汁の味がよく染みこんでいるはずだぜ」
    「意地悪っ!」
     梨絵は身体をくねらせようとしたが、縄目の厳しさと自らの樹液を改めて味わわされるだけだった。
    「おいおい、ショーツを口に入れられるのがイヤだって言うから、股縄で許してやったんだぜ。ありがたく受け止めてもらいたいな」
     川奈は梨絵の後ろに回ると、吊られた腿の奥に潜む秘裂に指を這わせた。
    「うぅっ、止めてぇ……」
    「また濡らしてるじゃねえか。白く濁ったマン汁で、オマ×コの扉が覆われてるぜ。あ、下に滴が垂れて行きやがった」
     乳首を揉み立てながら、川奈は樹液に満たされた襞を指で荒らす。そのたびに、秘裂は新たに湧出した熱い樹液に洗われる。
    「ふふふ、自分のマン汁の味を噛みしめながら、オ×ンコを弄られる気分はどうだ?」
     梨絵の屈辱感を言葉で煽りながら、川奈は乳首と秘裂への刺激を続けていた。
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