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    「対面」(「手錠」⑥)

    「せっかくだから、お互いの顔が見えるようにしてやろうか」
     「え、せっかく目隠ししたのに、もう外してやるんですか? 目が見えない方が女は感じるでしょう」 
    「いや、実はな……」 
     班長と部下の間でひそひそ話がなされているようだが、凉花にはその中身は聞こえない。
    「なるほど、そいつは楽しみですね」
      含み笑い混じりに部下が答える。不安に怯える凉花の目隠しが外された。予想どおり、目の前二メートルほど先にには後ろ手に縛り上げられた女が立たされている。比較的背は高く、ショートカットで、目鼻立ちは整っている。白いブラウスのみを身に着けた上半身に喰い込む縄が、豊かな胸を絞り出し、余計に大きくなっているようだ。凉花がその姿を見つめていると、目を逸らした。つい視線を釘付けにさせてしまったことを、凉花は心密かに恥じた。
     「凶器を隠し持っていた女王様と、盗撮犯のご対面だ。どっちも綺麗な顔して、やることはえげつないぜ」
      班長が揶揄した。
     「あ、あたしとこの人をどうしようっていうの?」
      凉花の前に吊された女が叫んだ。声がわずかに震えている。
     「まずはこうしてやるんだよ」 
     女を連行してきたと思われる小柄で小太りの私服刑事が、ブラウスの前ボタンを乱暴に引きはだけた。刺繍があしらわれた白いブラジャーが顔を出した。
     「何するんですか? イヤらしいこと止めてください!」 
    「われわれはイヤらしい気持ちでやっているんじゃない。お前みたいな女を早く白状させないといけないからな」 
    「止めてってばっ!」
     「うっ……」 
     小太りがその場に蹲りそうになった。女が履いている靴のヒール部分で、足を踏まれたらしい。
     「おい、今のは公務執行妨害だぞ。処罰が必要だな」 
     女を連行してきたとみられるもう一人のスキンヘッドの刑事が、女の頬に平手打ちを喰らわすと、左膝の上に縄を巻き付け始めた。
     「今度はどうしようっていうの?」
      スキンヘッドがニヤリと笑った。縄は女の頭上にぶら下がった輪に通された。
     「こ、こんな恥ずかしいっ……」
      女の左脚は膝を起点に吊り上げられてしまった。そのため、スカートがめくれ上がり、パンストに包まれた白いショーツが丸見えとなっている。
     「われわれに逆らうから、こんな格好にされちまうんだよ、美梨(みり)ちゃん」
      スキンヘッドがイヤらしい笑いを浮かべながら、女の頬を突いた。痛みが引いたのか、小太りが立ち上がり、美梨と呼ばれた女の頬を張ると、美梨の前にしゃがんだ。 
    「こうしてやる」
      小太りは黒いストッキングの股間部分に爪を立て、思い切り破った。白いショーツに思わず凉花は目を奪われた。
     「イヤっ、何でそんなことを」
      小太りはショーツの二重底となっている部分に中指の腹を這わせ始めた。小太りに代わってスキンヘッドが引きはだけたブラウスに続き、ブラジャーを引き下げた。形の良い乳房がまろび出る。
     「なぜ乳首が立ってるんだ? コリコリさせやがって。お前は取り調べされながら、エッチな気分になってるのか、あん」
      スキンヘッドは淡い桃色の乳首を指先でやわやわと揉み立てている。スキンヘッドはショーツの底をつつき回しながら、鼻先をそこに近づけている。
     「何か、スケベな臭いがしてきたぞ。お前、こういう風にされるのが好きなのか、被疑者のくせに」
     「イヤらしいことしないでっ! ああ、あなたたちは本当に警察官なのっ? 弁護士が来たら訴えてやるっ」
     「弁護士に、縛られて身体をちょっと触られただけで、乳首を勃起させながらパンツ濡らしましたって訴えるのか? そんな被疑者をまともに弁護するような弁護士はいないぞ、あん?」 
     スキンヘッドが美梨の乳首を長く引き伸ばすようにしながら嘲った。
     「お前ももう一人の被疑者が羨ましいんだろう」
      班長が凉花の乳首を掌で転がしてきた。
     「イヤっ、もう許してっ!」 
    「ここはどうかな?」
      尻の方から差し入れた手の指が、凉花のショーツの底を前後に撫で付ける。
     「触んないで、痴漢!」 
    「そう言いながら、指が何やら粘ついてきたぞ。お前も目の前の女みたいに、尋問を愉しんでるんじゃないのか?」
     「もう濡らしてるんですか? ったく、だらしねえ。オ×ンコを直接触られたわけでもねえくせに。ちょっとパンツ触ってるだけですよね、班長?」
      身体の前面から部下が乳首を捻り転がしてくる。その快美感に、凉花は人の字縛りの身体を悶えさせた。
     「どうやら、凉花女王様は尋問を痴漢プレイと勘違いして愉しんでるみたいだな。ほら、パンツの上からでも分かるぞ、ここがコリコリしてきてるのが。処女のくせに、ここがこんなに大きくなってるのは、毎晩自分で弄ってるせいか?」
     「ああん、そこ触らないで! きったない手で……」
     「おれの手を汚してるのは、お前が漏らしてる粘っこい汁だぜ。クチャクチャ音もしてきた。何だか、エッロい臭いも漂ってきたぞ。処女の女王様が、情けないこった」
     「あああ、もうイヤっ。ダメえ……!」
      凉花の腰が小刻みに震え始めた。しばらく薄布の上から肉芽を弄り続けていた班長は、凉花がもう一声呻いた時点で、手を引いた。部下も乳首から指を離した。思わず、凉花は班長を振り返った。 
    「処女のくせに、痴漢みたいに触られて逝っちまおうってのか? 気の早い女王様だぜ。お前の前にいる女が出来上がるまで、お預けだな」 
     凉花は自らの顔に口惜しげな感情が走ったことに気付かなかった。
     「お前はそろそろもっと敏感なところを集中的に嬲ってほしいのか?」
      凉花と同じように尻の方から差し入れられた手でショーツの船底を弄り回されている美梨はかぶりを振った。
     「この女も乳首を勃起させてますぜ。そろそろクリを触ってやってもいいじゃないですかねえ」
     「そうだな、触ってほしかったらおねだりしてみろ」 
    「だ、誰が……ああっ!」 
    「大サービスだ。パンツの上からなんてまどろっこしいやり方じゃなく、直接触ってやるぜ。あーあ、もうオ×ンコ熱くしてやがるなあ」
     「止めて、そこだけは……」
      背後を振り返って美梨は叫んだ。
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