チュッ、チュパッ、ブチュ。さと美は青木の逸物についばむようなキスを浴びせかけている。青木のそれはさと美の口づけを受けるたびに膨張し、赤黒さを増す。
「随分美味しそうじゃないか」
青木は背中で重ねて縛られたさと美の手を握ってやりながら、声を掛けた。上下を幾筋もの麻縄でくびり出された乳房を揉み、乳首を指先で摘んでやる。弄ばれるさと美は苦しげな悲鳴を上げながらも、咥え込んだ青木の怒張を吐き出したりはしない。
「自分が今、どんなスケベな表情をしてるか分かるか?しっかり記録を残しておいてやるぜ」
青木はベッドサイドのパネル近くに置いたデジカメを取り出し、彼の肉棒に舌を這わせるさと美の表情を撮影する。連続で焚かれるフラッシュにも気付かぬように、彼女は青木への奉仕を一心に続けている。さらに大きさを増した青木の逸物を咥え込むのが苦しくなったのか、さと美はそれをいったん吐き出して大きく息を吐いた。
「今日はバカに熱心だったな。十分におれの味を味わってくれたか」
さと美は汗の浮いた惚けた表情を青木に向けながら、無言で頷いた。顔だけでなく全身がほんのりと桃色に染まり、髪は既にザンバラとなってしまっている。
「そうか、満腹するまで味わってくれたなら、今日はこれで撤収しような」
「そんなの嫌ですぅ…」
さと美の目は愛撫を受けてそそり立った青木の陽根に注がれている。限界まで膨張したそれは、ピクピクと小刻みに動いている。青木もすっかり興奮しているくせに、さと美を焦らし精神と肉体を苛むため、そんな意地悪を口にしているだけなのだ。
「存分におれのモノを食い尽くしだろうが。これ以上何が欲しいんだ?」
「今度は青木さんがわたしのことを味わってください…。お願い」
青木は無言でさと美を抱きかかえ、いったん俯せの姿勢にさせた後、頭と両膝をベッドに着かせた。後ろ手に縛られたまま四つん這いになり、尻だけを高く上げた格好だ。青木は素早く逸物に包みを被せ、後ろからさと美に侵入した。
「ああっ!」
さと美が一声叫んだ。何度か後ろから突き上げて彼女の悲鳴を搾り取った後、青木がベッドの上部にある木製の引き戸を開ける。そこには外が見えるようガラス窓がはめ込まれていた。既に日は落ちていたため、部屋の灯りがガラス窓に反射し、青木とさと美の繋がった姿が映し出されている。
「さっきおれ言ってた、お前のスケベな表情をよく見るんだ」
青木がさと美の髪を掴んで正面の窓に向けて晒し上げる。眉根を寄せ、断続的に喘ぎ声が漏れる口を半開きにした表情が、鏡のようになったガラスに投影される。
「嫌だ、恥ずかしい…。見たくない」
だが、青木が掴んだ髪を離さないため、さと美の顔は窓に晒されたままで固定されている。青木が腰を前後に大きく突き入れ始めると、白濁した樹液を溢れ出させたさと美の蜜壺は、逸物をクイクイと締め上げる。その圧力に抗するように青木の陽根が花弁の奥を食い破ると、さと美の身体の芯はますます燃え盛る。彼女は淫情に敗れた表情を隠せないまま、悩乱の度を深めていくしかなかった。
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