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    「3点」(「疑い」②)

     事務室の真ん中あたりの天井から垂れ下がっていたフックに、美緒は吊された。その正面に大きな姿見を置かれた。
    「情けない縄付き姿をじっくりご覧なさい。少しは反省して正直に犯行を認める気になるでしょう」
     柳生に髪を掴まれ、顔を正面に向けさせられた。後ろ手に緊縛された自らの姿を目にすると、羞恥心とそれを上回る屈辱感に襲われる。乳房の上下をそれぞれ四つに重なった麻縄が締め付け、腰の辺りからは背中で縛められた両手の先が覗いている。
     しかし、上半身を這う縄目は左右対称に整い、思いのほか美しい。乳房は心なしか大きくなった気がするし、縄目の恥に潤んだ自慢の大きな瞳は、普段より魅力的にすら見える。
    ーーそんなこと感じてる場合じゃないのにーー
     すると、尻に衝撃を感じた。
    「痛いっ!」
    「自分の縄付き姿に見とれているんですか? 反省しなきゃいけないのに」
     顔の前に赤い棒が突き付けられた。これで尻を叩かれたのだ。先ほど、柳生が美緒の顎をこじ上げたものだ。今度はそれを伊丹が手にして軽く振って見せている。風を切る音とともに、見事にしなっている。美緒の目に怯えの色が走るのにも構わず、伊丹が数発尻を打った。
    「止めてっ! 暴力は許してっ!」
    「止めてほしければ、早くお金を盗んだことを認めなさい」
     スカートの上から打たれているにもかかわらず、打擲は肌どころか尾てい骨にまで響いてくる。美緒は泣き叫びながら許しを請うたが、棒打ちは続いている。三十発ほど打たれただろうか。柳生は美緒の顎をつまんで問うた。
    「あの十万円はどうしたんだ?」
    「知りません……。あたしじゃありません。あんなお金、初めて見ました。お金が盗まれたことも知りませんでした。それに……」
    「盗まれたんじゃない。あなたが盗んだんですよ、水谷さん」
     涙声で途切れ途切れの美緒の答えを伊丹の冷たい声が遮った。
    「あたし、バイトに入ったときも、帰るときもずっと友佳里さんと一緒だったんですよ。友佳里さんがあたしが無実だって証言してくれますから……。友佳里さん呼んでくださいっ」
    「井口さんには改めて事情を聴く。まずは君が正直に答えてくれないとな」
    「こんな風にした方が水谷さんには効果的かな?」
     背後に回った伊丹がブラウスのボタンを外し始めた。
    「いやっ、脱がさないでっ」
    「痛いのが平気なら、恥ずかしいのに弱いかもしれないからな」
    「止めてってば、変態っ」
     柳生はスカートのホックを探り出して外し、形のよい脚に沿って滑り降ろさせた。そのままストッキングも脱がすと、薄紫色のショーツが顔を出した。柳生がボタンを全て外したブラウスをはだけると、同じ色のブラジャーに包まれた胸が現れた。
    「ほぉ、フロントホックのブラジャーとは都合がいい。おっぱいも出してしまいますよ」
     伊丹がブラのホックを外し、カップを乳房の脇に除けた。形のよい透き通るように白い乳房が光の下に晒される。乳輪はほどよい大きさで、乳頭も淡い桃色だった。
    「イヤっ」
    「ほら、ここが主張してますねえ」
     伊丹が片方の乳首を指で摘まんでこね回し始めた。もう片方の乳首を爪で軽く引っ掻くように触りながら、柳生が嘲った。
    「イヤとか何とかいいながら、何で乳首が充血しているのかな? これは尋問なんだ、真面目に対応してくれないと困るねえ。いつまでも帰れないよ」
    「あたし、知りませんってば。あっ、ダメっ」
     伊丹と柳生、二人の男の二十本の指が、根元を締め付けられて普段以上に敏感になった乳肌を這い回り、乳首を掠める。擦る。擽る。摘まみ転がす。美緒の悲鳴に喘ぎ声が混じり始めると、二人の男は目配せして中腰となり、同時に両方の乳首を吸い上げた。
    「あぁんっ、んんっ」
    「随分とエッチな乳首してますねえ、水谷さん。こうして気持ち良くしていてあげるから、早く自供してしまいなさい」
     伊丹が乳首を優しく舐め転がし、吸い立てる一方、柳生は乳首の根元を前歯で扱きながら、美緒を言葉で嬲る。
    「乳首コリッコリだねえ。尋問されながら、こんな反応を示すなんて、はしたなさ過ぎるよ」
    「ダメえ、そんなことしないでっ」
     男たちは乳首を唇や舌で責めつつ、耳朶を甘噛みしたり、耳穴に指を差し入れたりしながら、美緒の性感を煽り立てる。美緒の肌を這い回っている手は首筋や背中から下ってわき腹を擽り、やがて尻や内股を脅かしてきた。
    「ひっ、それは許してえ」
     伊丹の手がショーツのゴムを掻い潜ってきた。
    「ホントはこれも脱がしてほしいんじゃありませんか、水谷さん?」
    「伊丹さんの仰るとおりだろう? 何やらイヤらしい臭いが漂ってきてるぞ」
     伊丹の手がショーツのゴムの周囲を時間を掛けて一周した後、手を引いた。ゴムをわざと尻に弾けさせるようなやり方で。美緒は余計に辱められた感覚を味わった。
    「もうパンツを脱がして、両脚を開いた格好に縛り付けて責めてやりましょうかね、伊丹さん?」
     美緒の髪の毛を掴んで顔を晒し上げ、頬に軽く平手打ちをしながら柳生は問うた。
    「イヤっ、もうそんなのダメですぅ……」
    「こんな可愛いお嬢さんを泣かせるような責め方ばかりじゃ、可哀想ですよ。警察でもね、少しは被疑者に寄り添った取り調べをするんです」
     意味ありげな笑みを浮かべた柳生は、新たな縄を取り出してくると、美緒の乳首にキスをしてから、その細腰に縄を巻き始めた。二重にした縄を二巻きすると、腰骨の上の方で結ぶ。そして、余った縄にいくつかの結び瘤を作ると、それを尻の方から美緒の股間に這わせるようにして前面に通し、臍の下を通る腰縄に通した。
    「あん、何これっ?」
     美緒は股間に喰い込む縄の感覚に悶えた。
    「ほぉ、股縄ですか。伊丹さんにしては優しい責めですねえ」
    「柳生さんが用意したアレ、持って来てくださいよ」
    「ほぉ、なるほど」
     柳生は黒い電動マッサージ器を持ち出してきた。電池式ながら、振動はかなり強力なものだ。
    「縄をこうやってピンと張ってですね」
     伊丹は美緒の股間から伸びた縄の一メートルほど先の部分を手に巻き、それを自らの言葉通りピンと張ると、振動をさせた電マの先端部分を押し当てた。
    「あああんっ!」
     美緒は顔を仰け反らせて悲鳴を上げた。
    「ご承知の通り、股縄にはクリトリスと膣口、それにアヌスに当たる部分に瘤を作ってあります。電マの振動が瘤を震わせ、最も敏感な部分を刺激する。電マによる三点責めですな。柳生さん、乳首も刺激してやれば四点責めですよ」
    「では、早速……」
     柳生は美緒の背後に回り、両乳首を指で摘まんだり、掌で転がしたりし始めた。
    「ここまですれば、素直に犯行を自供するでしょう、美緒さん?」 いつの間にか名前で呼びかけられていた。抵抗感があったが、それよりも美緒は、股間の三箇所に与えられる刺激に耐えるので精一杯だった。
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