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    延長戦

    「ああっ、もう許して…」
     麻依子の背中が反り、全身がビクンと震えた。
    「まだまだ、こんなもんじゃないだろうが」
     自らの怒張に縫い止められた麻依子の腰を二度三度大きく縦に揺らしつつ、正邦は嗤った。
    「もうダメ、これ以上無理…。あん、ピクピク動かすの止めてっ」
    「そういえば、もう10回は逝ったんだっけ」
     正邦の腰にまたがった麻依子の額には無数の汗の粒が浮いている。真っ直ぐで艶やかだった黒髪も今は乱れ、肩のあたりで絡み合う。上下を麻縄でくびられたEカップの乳房はタプタプと揺れ、頂点を彩る薄桃色の乳首は、熟したグミのように充血している。背中で重ねて縛られた両手は、抗えない快楽に抗議するように、力一杯握り締められているに違いない。正邦の腰の動きに合わせて身体を揺らしているのか、自分で腰を淫らに舞わせているのか、麻依子は既に区別が付かなくなっていた。
    「なら、もう一度逝ったら許してやろうな」
    「ああん、もぅ…」
     正邦は鳩尾に力を入れると、麻依子の体奥に打ち込むように腰を突き上げた。同時に乳房を掴んで荒々しく揉み上げる。断続的に内部を擦りたてて来る正邦の熱を孕んだ肉棒を、麻依子の濡れた粘膜がキュッキュと締め上げる。髪の毛が貼り付いた顔を左右に振り立て、高手小手に緊縛された上体をもどかしげに捩る。正邦が注ぎ込んでくる痺れるような快楽を、麻依子の身体は受け止めきれずにいる。しかしすぐに大きな波が麻依子を襲った。
    「だ、だめ!また逝っちゃう」
     情欲に潤んだ瞳を正邦に一瞬向けた後、麻依子は腰を小刻みに振るわせて全身を硬直させた。背中を一瞬海老反りにさせた後、上体を正邦の胸にもたれ掛けさせようとするものの、芯を貫いた逸物がそれを許さない。麻依子は上体をふらつかせながら胸を弾ませ、肩で息をしていた。激しく精を放ち、放心した表情を浮かべている。
    「指でクリ弄られて逝き、中に指入れられて逝き、セックスでも逝き、かい。スケベな身体してるな」
    「だって逝く前に何度も焦らすんだもん…」
     寸止めを繰り返された女体は、ちょっとした刺激でも絶頂に達しやすくなる。そして、一度逝くと、断続的にアクメを味わってしまうのだ。正邦は一度怒張を引き抜くと、俯せになった麻依子の腰を両手で抱え、後ろから貫いた。腰を律動させる正邦に、麻依子は抗議した。
    「もう許してくれるって言ったじゃない!」
    「騎乗位は許してやるって意味さ。それに麻依子は何度も気持ちよくなったけど、おれはまだ逝ってないんだぜ」
    「あんっ、バックに弱いの知ってるくせに…」
     再び麻依子の腰は、わずかながら能動的に蠢き始めている。背中の両手は、何かを掴もうとしているかのように、何度も何度も握りしめられている。正邦は自らを締め付けてくる肉の輪を突き破るべく、限界まで膨張した熱いものをひときわ激しく突き入れた―。
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