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    「時間」(「連行」⑪)

    「赤川さんは奥が好きなのかな? それともこっち?」
     角井が秘口に挿入した中指を様々に動かしている。指が奥を擦り上げると、全身を仰け反らして喘いだ。
    「奥が好きなんだ。案外助平ですねえ」
     中指をゆっくりした速度で抽送しながら、角井は肉芽を舐め上げ、吸い上げる。
    「いやあぁっ!」
     赤川は手放しで喘ぎ声を放った。最早、20分間耐え抜くことなど、すっかり頭から抜け落ちてしまったようだ。指を小刻みに動かされ、顔を仰け反らせながら嬌声を盛大に響かせている。
    「ふふふ、お隣はもう陥落しそうだな。あんたはどうかな?」
     木内は繊毛を弄っていた手で肉芽をスッと撫でた。
    「ひっ! イヤあぁぁ」
     奈々美も赤川に負けないくらい大きな喘ぎ声を上げた。木内の指は秘裂から溢れる粘液をすくい取り、肉芽に塗り付けるように動いている。
    「随分ヌルヌルしているじゃないか。逝くときは逝くって正直に言うんだぞ」
     木内のドスの利いた声とは裏腹に、肉芽の先端が指先で優しく愛撫される。乳首も同時にいじくられ、散々に焦らされていた奈々美の性感は。媚薬の効果もあってか、あっという間に沸点近くまで引き上げられる。
    「ああ、そこはダメなのぉ……。許して、許してくださいっ」
     目の前が真っ赤になり、鏡に映った赤川の姿はもちろん、自分のそれも視界から滲んでしまう。奈々美も絶頂に導かれること以外、何も考えられない状態に陥っていた。
    「ああん、もう……。我慢できない、ああああっ」
    「まだまだ逝かせてやりませんよ」
     角井が抽送を止め、中指に付着した粘液を赤川の頬に塗り付ける。
    「もう意地悪しないで……。お願いよ」
     赤川は遂に涙ぐみながら、さらなる責めを哀願した。
    「2回も逝ったらどうなるか分かってるんですか?」
    「まあまあ、もうそろそろ引導を渡してやろう。これ以上焦らされたら気が狂っちまう」
     木内は赤川の背後に回り、乳首を摘まんだ。赤川が呻き声を上げる。木内が顔を近付けると、その唇を貪りだした。
    「そんな……」
     待ち望んでいた肉芽への責めを中断された奈々美は、開脚縛りにされた両脚をばたつかせた。ご丁寧に後門に挿入されたローターのスイッチも切られていた。
    「せっかく逝きそうだったのかもしれないがな、まずはこの女が優先だ。悪く思うなよ」
     むずかる奈々美に意地の悪そうな笑みを向けると、木内は赤川の乳首を指で転がしつつ、耳朶を噛む。角井は指の抽送を再開し、大きな音を立てて肉芽を吸う。指の出し入れが続けられている秘口からも、淫らな水音が微かに響いている。
    「ああっ、もうダメ」
     赤川は木内の顔を見て、許しを請うような表情を見せた。木内はそれに呼応するように乳首を転がす指の回転を速めた。
    「もう覚悟を決めたんですね。これでどうです?」
    「んっ、本当にもう死んじゃう……。逝くっ、いいっくぅ……」
     真っ赤に染めた身体が、電気が走ったように数回痙攣した。赤川は口をパクパクさせながら、眉根を寄せつつ呻いた。完全な敗北の姿だった。
    「一息吐いたら、また逝かせてやれ。あと2回は行けるだろう」
     角井に命じた木内は、再び奈々美の正面に立った。奈々美はそっぽを向きながら、横目でチラチラと木内を睨んでいる。
    「ふふっ、放置されて拗ねてるのか」
     後門に挿入されたローターが再び作動し始める。
    「ああん、そこじゃないっ」
     奈々美はまた脚をバタつかせる。
    「とか言いながら、相変わらず乳首がビンビンだぞ。またオマ×コが濡れてきてるぜ」
    「イヤあ、意地悪っ!」
    「何が意地悪だ、お前が逝かないように手加減してやってるんだぜ。逝かされたらここに何日も監禁されて、ずっとこんなイヤらしい拷問をされるんだ。彼氏も呆れるような淫乱女になっちまってもいいのか、あん?」
    「だってっ!」
    「触ってほしいんだな、1日も経たないうちにこんなに助平になっちまって。家に大人のオモチャ隠しとくような女だから、こんなもんか」
     木内は切羽詰まった奈々美の乱れようを嘲笑しながら、乳首を指で摘まんで嬲りつつ、内股や繊毛のあたりを擽った。
    「もうどうなってもいいのっ!」
     奈々美は木内を切なげな目で見つめながら、責めをせがむ声は切迫の度を増している。
    「どうしてほしいんだ? 改めておねだりしてみろ」
    「……かせて……」
    「聞こえない」
    「逝かせてっ……。もう意地悪止めてくださいっ!」
     完全に屈服した奈々美の顔を一瞬じっと見つめた木内は、彼女の前にしゃがみ込んだ。肉芽に息を吹き掛ける責めを繰り返して奈々美を啼かせた後、中指を秘口に沈めていった。
    「ああ、そこ……」
    「オマ×コに指を入れてほしかったのか、あん?」
    「あひっ」
     奈々美は固縛された身体を反らせた。木内は指の抽送を行いながら、肉芽へキスし、しゃぶり立てる。
    「ダメ、そこダメぇ」
    「3点責めだ、さっきの赤川よりサービスがいいぜ」
    「おれも手伝いますよ」
     赤川を3回目の絶頂に追い込んだ後、角井が寄ってきて奈々美の乳首を掌で転がし始めた。対照的に、木内による中指の抽送の速度は低下した。
    「あん、そこがいいのっ。気持ちいいっ……」
     奈々美は全身から汗を噴き出しつつ、身体を震わせる。顔を左右に振りながら、蕩けたような表情を晒している。下腹部が徐々に痙攣し始める。その時、電子音が鳴った。ノートパソコンの画面は20分が経過したことを示していた。
    「よかったな、お前は解放してもらえるぞ。逝かせてもらえなかった代わりにな」
     木内と角井はサッと奈々美の身体を離れた。奈々美は大きく息を弾ませながら、呆然とした顔で木内を見つめていた。

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