(↓前回までの話)
http://ropeandcabbageroll.blog.2nt.com/blog-entry-66.htmlhttp://ropeandcabbageroll.blog.2nt.com/blog-entry-67.html 涙に霞んだ目が、全裸でソファにふんぞり返った早坂の股間に向けられている。早坂が既に勃起した屹立をこれ見よがしにしごきはじめると、千里の視線はそこに固定された。2メートルほど離れた場所に立たされた千里は両膝を擦り合わせるようにして、半開きとなった口からは、喘ぐような吐息が漏れ出している。
「ほら、きちんと立っていなきゃダメじゃないか」
「だって……」
千里はいったん縄を解かれた後、全裸にバスローブを引き向かれ、改めて厳重に高手小手に縛り上げられていた。乳房の上下を絞るように走る縄は胸元を締め付け、乳首を屹立させている。腰が小さくうねっている。
「何だ、そのイヤらしい腰の動きは? ほら、脚を肩幅くらいに開いてみろ」
「はい……」
千里は素直に早坂に従った。またしても透明な雫が床に垂れ落ちた。
「今、何か落とさなかったか?」
「何のこと……?」
「千里のマン汁が垂れていったんだよ、床に」
「イヤっ」
千里は顔を背けた。
「ちゃんと顔を見せるんだよ。でないと、今日はそのまま朝まで放置だぞ」
半眼となった目、小さな喘ぎが断続的に漏れる唇。下唇を舐める無意識な舌の動きが早坂の劣情をそそる。額には汗の粒が浮かんでいる。
「あ、またイヤらしい液がオマ×コから垂れ流しだぜ。乳首もピンピンじゃん」
「も、もう……」
「もうどうしてほしいんだ?」
「ください……」
「何を?」
「早坂さんの……チン……」
震えた声は小さくなり、語尾が聴き取れなかった。
「なら、まずはその勃起した乳首をおれの口に近付けるんだ」
寄ってきた千里が腰を屈めてそのとおりにすると、早坂は唇をすぼめて乳首に強く息を吹きかけた。
「酷いっ……」
「何が酷いんだ? 乳首舐めてやるなんて一言も言ってないだろ」
嗤いながら早坂は両乳首に交互に息を吹きかけ、トリミングされた陰毛をまさぐったり、内股を撫で回したりしている。口惜しげな表情で乳首や股間を擦り付ける千里の動きを巧みに避けながらその動作を続けていると、千里は涙を噴きこぼしながら叫んだ。
「も、もう意地悪しないでっ! くださいっ」
千里は縛られた身体を屈ませると、早坂の屹立に舌を絡め始めた。すぐにそれを咥え、先端にチロチロと舌を這わせる。
「もっとこいつが欲しいところに、喰らわせてやるぜ」
早坂は屹立を千里の口から抜き、彼女をベッドに転がした。背中で重ねられた手首に負担が掛からないよう腰の下に枕をあてがうと脚を開かせ、避妊具を被せたそれの先端で千里の秘裂を上下に擦り始めた。
「あ、あぁん……」
亀頭部分を肉芽に擦り付けて千里から悲鳴を搾り取ると、夥しい蜜を吐く彼女の中に押し入った。
「ひっ、気持ちいぃっ! もっとぉ……」
早坂は焦らず、先端を肉壺の入り口あたりで小刻みに動かしている。千里は腰を動かしながら、熱を帯びた剛直をさらに奥まで呼び込もうとする。
「こっちも気持ちいいはずだぜ」
早坂は腰を千里の臍の方に向けて突き入れ出した。いわゆるGスポットを狙う動きだ。
「あんっ、ダメっ……大きくなってるっ。どんどん大きくなってる……」
早坂の剛直は抽送が続くにつれ、膨張度を増していた。そして、千里の肉壺はそれに対抗するように収縮を繰り返している。早坂は小刻みな抽送を続け、Gスポットを刺激する。
「あんっ、そこイヤぁっ! 逝きそうっ」
「まだ許さないぞ」
早坂は怒張を引き抜いた。
「どうしてっ? もう少しだったのにっ! ああんっ」
再び早坂が千里の中に侵入してきた。今度はゆっくりとGスポットを突き上げる。
「ひっ、気持ちいいっ……。もっと、あん、ダメっ」
千里は早坂の腰に交差させるように脚を絡ませた。抽送の速度が増した。
「い……逝くっ、逝っちゃうっ、早坂さんっ!」
腰が大きくグラインドし、腹筋が震えて上下していた。
「一回逝ったくらいじゃ勘弁してやらないからな」
早坂は千里の身体を裏返すと腰を持ち上げさせ、背後から貫いた。
「許してっ!」
大きなストロークで千里の体奥を突く抽送が始まった。腰を抱えた早坂は腰を大きく動かしたり、亀頭を体奥に馴染ませるようにねじ込み、腰を「の」の字に回したりと、千里の性感を翻弄する。
「もっと激しく、お願い……」
「激しくどうしてほしいんだ?」
「突いてっ! 突いてよぉ……」
「スケベが。前の旦那も千里の淫乱さに音を上げたんじゃないのか?」
「ああ、突いてえ……。スケベでも何でもいいのっ」
「スケベな尻はお仕置きだな」
「あんっ!」
早坂が千里の大きく張った尻を平手で叩き始めた。打擲音が部屋中に鳴り響く。その間抽送は止まっているにもかかわらず、千里のそこは剛直を繰り返し喰い締め、絶叫混じりの喘ぎ声が早坂の耳をつんざく。
「もっと叩いてぇ、腰動かしてぇ」
抽送が再開された。腰が大きく前後に動き、剛直の先端が体奥を突き上げる。その動きが着実に千里を追い込んでいく。腰の上で重ねられた両手は開ききっている。
「いいっ、気持ちいいっ……。逝くっ、また逝っちゃう。早坂さんも来てっ!」
千里の崩れように、早坂も情欲を制御しきれなくなってきた。本能のままに腰を激しく抽送すると、熱い粘液に満たされたそこは怒張を締め付けてくる。
「ああ、逝きますっ!」
一声叫ぶと、千里の腰が小刻みに震え出した。早坂はたまらず欲望を解き放った。
しばらくして剛直を引き抜くと、その先端から白濁した液が漏れていた。
「ヤバい、コンドームが破れてやがった……」
興奮から冷めた早坂の表情が硬くなった。
「きっと大丈夫です、あたし、今日は安全日だから」
「本当に平気か?」
早坂は千里の身体を抱き起こしながら尋ねた。
「あたし、周期がハッキリしてるから……。ねえ、もう一回ください……。このままでいいから」
背中で固定された手が早坂のそれを優しく愛撫する。一度萎えかけたものに、再び血が集まり始めた。早坂の方を向いた千里が乳首を啄み、その口が徐々に早坂の下半身の方に降りてくる。
「今度はあたしが上になりたい……」
積極的な動きを見せる千里に押されるように、早坂はベッドに仰向けになった。千里はしばらく口唇愛撫を続け、十分な硬度を取り戻した剛直にのし掛かった。早坂はそれに手を添えると、千里が腰を重ねてくる。
「ああんっ」
しっかりと剛直がはまり込むと、千里は腰を前後に動かし始めた。早坂も負けずに腰を突き上げる。
「気持ちいい……」
千里は快美感に溺れながら、早坂に合わせて腰を上下させた。もう一度、早坂の精を搾り取りたかった。今日は彼女にとって安全日などではなく、最も危険な日であることを早坂は知らなかった。早坂がトイレに入っている間に、ベッドの宮に置かれたコンドームに穴を空けたのも千里だった。
「来てっ……もう一回ちょうだいっ!」
何度目かの絶頂が近付く中、千里は早坂にねだった。その声だけは一切嘘偽りがなかった。
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